頭部外傷 (打撲など)受けられた方

頭部外傷(打撲)について

診察及び検査の結果、脳への影響はあまりひどくなく、入院治療の必要はありません。しかし、まれではありますがケガをした後、早い時期に激しい運動や飲酒など脳の血圧があがるようなことをすると、一旦止まっていた小さな出血が再発したりすることがあります。

また、頭を強く打った後は、たとえ脳内に大きな出血や損傷がなくとも、脳に実質に一時的な『はれ』や『むくみ』を生じる事も多いので打撲の程度にもよりますが、受傷後2~3日は、安静と周囲による注意が必要です。

このような症状がでたら早めの受診!

1.頭痛が徐々に強くなる
2.吐き気・嘔吐がつづく
3.ひきつけ(痙攣)がおこる
4.手足に力が入らない、しびれたりする
5.意識症状がおかしい、なんとなくぼんやりしてる

*子供さんの場合は、元気がなかったり、いつも興味を示すものや喜ぶものに関心を示さない。
*高齢者の方は、まれではありますが数ヵ月後に脳内に血がたまることがありますので、症状が出現した場合は受診して下さい。

受傷後12時間は安静に!!

1.できるだけ安静にして下さい。
2.激しい運動や、入浴は控えて下さい。
3.飲酒は控えて下さい。 食事は消化のよいものをとるようにして下さい。

*頭部の打撲はありふれた外傷で、何の問題もなく経過する場合が大部分ですのでむやみに心配する必要はありません。*もし症状が出現した場合は、当院へご連絡下さい。

応急処置 (RICEの法則)

1.安静(Rest)

安静とは、すぐにスポーツや運動を止め、患部を動かさないようにすることです。
運動中止直後の安静は腫れや炎症をおさえ、出血を最小限にくい止めることができます。

2.冷却(Ice)

冷やすこは、応急処置で最も効果があるものとされてます。
冷やすことによって痛み・腫脹・出血・炎症を少なくすることができますので、最良の冷却方法は氷を使ったアイスパックを皮膚に直接当てることです。アイスパックは長くても20分間にとどめ、感覚がなくなればその時に取り去ります。

そして、寝るまで1時間から1時間半ごとに冷却を繰り返し、24~72時間これを続けます。負傷後2日間は患部を温めないため風呂をやめた方がいいでしょう。 どうしても汗を流したいときはシャワーにして下さい。

3.圧迫(Compression)

患部を圧迫することは内出血と腫脹の形成を軽減します。弾性包帯などで圧迫します。 強く巻き過ぎて血行を妨げないように注意しましょう。しびれ・けいれんなどが現れたら、すぐに包帯を取ることです。

4.拳上(Elevation)

患部を高い位置(出来れば心臓より高く)に上げることにより出血や腫れが軽減されます。